ドレッシング買い 為替 介入の効果

為替 介入の効果

用語集

ドレッシング買い

企業や年金基金の決済時には、株式などの有価証券の評価は期末時の時価で行われる事から、決済期末に株式の評価額を上げるために意図的な買い注文が入ることをドレッシング買い(お化粧買い)と言います。これは株価の評価を上げておくことで決算上有利にするためで、決算を意識して見た目を整えることからこう呼ばれています。

このように一般的には株式の世界で使われる言葉ですが、為替市場でもしばしば用いられる事があります。通貨当局が為替介入を行うときにはそれとなく市場に介入の雰囲気を臭わせることがありますが、その時投資家や投機筋は介入に備えての投資を控えたりトレンドとは逆の値動きをすることがあります。

通貨当局側からみると、こうした値動きをアナウンス効果と呼びますが、投資家側からみた場合、介入を見据えて投資を行うので、株式のドレッシング買いのような状態になるのです。また企業の決算期には本物のドレッシング買いが行われてそこに期待した投資を行うこともあります。

これらのことをドレッシング効果と言います。つい最近ではギリシアの破綻の際にドレッシング期待や為替介入思惑が働きユーロは下がりそうで下がらない底堅い状態となり、ドイツ議会が欧州金融安定基金の機能拡充法案を可決した事でひとまずギリシア不安は和らいだ格好になり、為替市場のユーロに対する値動きは堅調なスタートとなりました。

また9月は企業にとって期末期でもあるのでドレッシング買いに対する期待感も働き、日銀が為替介入してくるかどうかがくすぶっている状態に加え、EU債務問題への不安感の根強さや中国の景気減速への懸念など不安材料が多く、市場は一旦落ち着きを見せていました。

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