為替介入が実施されるとき、日本銀行は財務大臣の代理人として実行します。この時日銀内で実行部隊となるのが金融市場局為替課(日銀為替課)と国際局バックオフィスグループです。
日銀為替課では為替ディーラーなどの市場参加者や日銀の海外事務所及び海外中銀と連絡を取り合いながら、国内外の情報提供サービス会社の情報も駆使して為替相場の動向を注意深くモニタリングしています。
さらに為替相場情報と同時に海外の債券、株式市場の値動き、商品市況などについての情報収集と調査を実施しながら多面的に世界の経済情勢をモニターしています。こうして収集、分析された情報は日銀内において金融経済情勢の判断材料の一つとして政策委員会に報告され、財務大臣の代理人としての立場から毎日財務省の国際局為替市場課に報告しています。
もし為替相場が急激に変動した場合には逐一、財務省国際局為替市場課のディーリングルームへホットラインを通じて報告されることになっています。この時日銀為替課は為替相場変動の背景や、介入決断の判断材料になるような最新のマーケット情報を提供します。
こうした報告を踏まえ、財務大臣が為替介入の決断を下すと、財務省国際局為替市場課から介入実行の具体的な指示が日銀に伝えられ介入が実行されることになります。この時財務大臣は効果的かつ効率的に介入を実施するために為替市場の様々な要素を検討して実施方法を指示しますが、日銀為替課では更なるマーケット情報を集め、市場の反応などを財務省へ報告し、実施方法が見直されることもあります。
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