通貨当局と投資家との駆け引き 為替 介入の効果

為替 介入の効果

為替介入事例

通貨当局と投資家との駆け引き

日本国内から外国為替相場を見てみると、国内経済は長期的なデフレにも関わらず、円高ドル安傾向が続いています。政府・日銀は今後もこの見通しが続くようであれば、長期かつ断続的なさみだれ式の為替介入も辞さないという強固な姿勢を表明しています。

しかし過去の例から見ても為替介入は単独、協調含めて大規模、小頻度で行われるほうが効果的だというデーターがあります。これは頻回に介入を行えば市場は介入慣れを起こしてしまい、値動き次第で安易に介入が予想できてしまうからです。

かつて日本は当時戦後最大の円高を記録した2004年に通称、日銀砲と呼ばれる大規模な為替介入を行いました。これは効果絶大だったのですが、安住財務相は先日、さみだれ式の為替介入を名言しながらも、介入資金については日銀砲を上回る約46兆円の調達目途が立っていることも示唆しました。

このような発言の裏に隠された通貨当局の思惑とは一体どのようなものなのでしょう?専門家の意見も大きく割れているようです。

一方では、「さみだれ式の為替介入では思ったような市場操作は出来ないため、資金投入の意味はない」とする意見もあれば「かつての日銀砲を上回る資金を投入すれば、これに対抗できる投機筋はいないだろう、したがって円安へと誘導する効果は期待できる」との意見もあります。

いずれにしても政府のコメントのには「覆面性も高めた上で・・・」と言う表現も、見受けられるため介入を臭わせつつ市場価格を円安へ導ければそれで良し、そうで無ければなんらかの為替介入を行うつもりと言う思惑があるように感じます。この日本政府の見解に対して協調する国がいれば余計に介入効果が期待できるのですが、それは今開かれているG7の動向次第というところでしょう。

スポンサードリンク

Copyright (C) 為替 介入の効果 All Rights Reserved