為替介入を効果的に行うには 為替 介入の効果

為替 介入の効果

為替介入事例

為替介入を効果的に行うには

過去20年の為替介入例を見ると通貨当局は円安の時に円買い・ドル売り、円高の時には円売り・ドル買い介入をしてきています。

ただ、相場は円高に触れることが多く、円売り・ドル買い介入が行われるケースの方が円買い・ドル売り介入よりも多く実行されています。為替介入の重要な意味合いは市場に参加している投資家筋に介入を臭わせることで、通貨当局の思惑通りの予想や期待をさせるための働きかけです。

したがって、介入が頻回に行われると投資家達は介入に慣れてしまい、通貨当局が思ったような効果が上げられないという事態になります。日本の通貨当局の事例を見てみると1995年から2005年までに行われた大規模かつ小頻度の介入は通貨当局の思惑通りの値動きを見せています。この時陣頭指揮を執ったのは財務省の榊原英資氏とその後任の黒田東彦氏です。1995年以前の為替介入は小規模、多頻度で行われていました。

そのため、通貨当局による市場の値動きは当初ほどの効果を上げられなくなっていたのです。榊原氏はインタビューの際前任者の介入手腕についてこう語っています「介入が頻繁に行われてしまうと市場は介入慣れをしてしまい、介入を一つの与件(前提)としながら動いてしまいます。しかも殆どの介入は協調介入も含めて投資家筋に予想可能だったのです。

このため、介入効果は長続きせず、市場の円高センチメントを変えさせるのは容易ではありませんでした。」そこで氏は介入の頻度を極端に少なくし、1回ごとの介入には多額の資金を投入することで投機筋の反発を回避して通貨当局の思惑通りに市場を動かすことに成功したのです。

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